フィギュアスケートのクラブで指導していた女子中学生に乱暴したとして、強姦(ごうかん)致傷罪に問われた「日本フィギュアスケーティングインストラクター協会」元理事酒井康資被告(58)の初公判が20日、名古屋地裁(佐々木一夫裁判長)で開かれた。酒井被告は「(暴行行為を)少女に一切行っていない。本件は冤罪(えんざい)事件です」と起訴内容を否認した。

 冒頭陳述で検察側は「コーチとしての立場を利用した犯行」と指摘。弁護側は「脅迫したり傷害を負わせた事実もない」と主張した。

 起訴状によると、酒井被告は昨年4月11日未明、名古屋市瑞穂区の自宅で、スケート指導のため宿泊させていた当時13歳の女子中学生の首を両手で絞め「大きい声を出したらスケートをやめさせるぞ」などと脅して乱暴し、1週間のけがを負わせたとしている。