日本陸連は7日、東京都内で開いた強化委員会で世界選手権(ベルリン)を総括し、女子マラソンの尾崎好美(第一生命)と男子やり投げの村上幸史(スズキ)がメダルを獲得したほか、5種目で入賞した点をロンドン五輪に向けた一定の成果と評価した。故障で欠場者が出た問題については医事委員会と連携して予防策を練る方針を再確認した。

 高野進強化委員長は「100点満点ではないが、トラック、ロード、フィールドの各ブロックで入賞、メダルが出たのは評価できる。勝ちパターンや戦略の独自性を生かしていきたい」と話した。

 11月のアジア選手権(中国・広州)には来年のアジア大会をにらんだ一線級で、12月の東アジア大会(香港)にはロンドン五輪を見据えた若手中心の編成で臨む方針も固めた。