<世界体操>◇8日目◇14日◇東京体育館

 

 日本の絶対エース内村航平(22=コナミ)が、世界の体操の歴史を塗り替えた。得意の床運動からハイレベルの技を正確無比に繰り出し、最終の鉄棒までノーミス。6種目合計93・631点で、2位に3・101点差をつけて金メダルを獲得。大会史上初の3連覇の快挙を「エレガンス賞」の受賞とともに達成した。これで6種目すべてを演技した国内外の公式大会個人総合では、2008年9月の全日本学生選手権で植松鉱治に敗れて以来、17連勝負けなしとなった。山室光史(22=コナミ)も銅メダルを獲得し、日本人2選手が表彰台に上がった。