<競泳:全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会>◇4日目◇29日◇東京辰巳国際水泳場ほか

 16年リオの星・山口観弘(17=鹿児島・志布志DC)がまた、五輪表彰台の「2分7秒台」を記録した。前夜に米ハワイから帰国したばかりの強行軍の中、男子200メートル平泳ぎ決勝で2分7秒57をマーク。17日のインターハイで出した自己記録(2分7秒84)をさらに塗り替えた。山口は「昨日帰国したばかりで体が重かった。記録よりも安定した泳ぎをと思っていただけに、自分でも正直びっくりしている」。

 ロンドン五輪銅メダルの立石諒の記録を大きく上回り、高速水着時代の2008年に北島康介が樹立した日本記録(2分7秒51)に0秒06と迫った。来月13日から始まる国体(岐阜)では、ダニエル・ジュルタ(ハンガリー)の持つ世界記録(2分7秒28)に挑戦する。