<女子テニス:福岡国際>◇3日目◇8日◇福岡・博多の森テニス競技場
クルム伊達公子(37=フリー)がシングルス2回戦で藤原里華(26=北日本物産)を6-1、6-7、6-4で破り、シングルスでは現役復帰後2大会連続で8強入りを果たした。藤原とは前週のカンガルー杯に続く対戦となったが、スローペースに持ち込む相手の作戦を破り、フルセットで勝利を決めた。今日9日の準々決勝も、カンガルー杯で対戦した中村藍子(24=ニッケ)と対戦する。
2時間35分の激闘の末に勝利を決めた伊達は、ラケットを高く上げ、笑顔で観客の拍手に応えた。前週のカンガルー杯で破った藤原を再び下し、復帰後2大会続けて8強入りだ。
前回の対戦を教訓に対策を練ってきた藤原を力でねじ伏せた。第1セットを6-1で簡単に取ると、第2セットで藤原はボールを高く打ち上げて相手コート深く攻め入るムーンボールを多用。ペースを乱され第2セットはタイブレークで敗れたが、第3セットでは冷静さを取り戻し、終盤に2ゲーム連取で勝負を決めた。伊達は「なかなか練習できないことなので、途中まで対処しきれなかった。実戦で練習させてもらった」と振り返り、さらに「もっとカウンターなどでかきまぜれば良かったのでは」と藤原にアドバイスする余裕さえあった。
準々決勝も中村との再戦。「藍子ちゃんも1週間で精神的にも強くなっていると思う」。伊達は必死で挑んで来る若手との対戦を楽しんでいるようだった。


