<女子テニス:福岡国際>◇4日目◇9日◇福岡・博多の森テニス競技場

 ストレート負けにも、クルム伊達公子(37=フリー)に悔しそうな表情はなかった。「ストレート負けは屈辱じゃないです。藍子ちゃんの本来の実力が出た。気持ちの整理をして、本来の力を出したことがうれしい」。前回の悔しさをバネに成長した中村の勝利を、笑顔で喜んだ。

 足に負担のかかる砂入り人工芝コートでの連戦で、試合ごとに疲労は蓄積されている。疲れから右足のかかととアキレスけんを痛め、本来の動きができなかった。「藍子ちゃんがあまりにいいプレーをしてきたので、うまくもっていけなかった」と振り返った。

 2大会連続8強以上の成績を残した。「復帰2戦目にしては出来過ぎ。気持ちを切らさずに、次に行きたい」。世界ランク取得のため、次は13日からの久留米市ベストアメニティ杯国際で上位を目指す。