<テニス:ウィンブルドン選手権>◇9日目◇2日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ
【ウィンブルドン=吉松忠弘】日本のエース、杉山愛(32=ワコール)が来季の続行を示唆した。年頭に一時は今年いっぱいの覚悟を固めたが、目標の北京五輪代表を決め、4大大会の歴代最多連続記録も達成したこともあり「もう1度、新たなスタートのつもりでやってみたい」と、混合ダブルス勝利後に話した。
北京五輪代表と4大大会の新記録が、杉山に新たなモチベーションを与えた。「ここをスタートにしたいと感じている。十分に戦えるレベルにあると思う」。来季以降の現役続行を示唆した。
今年は五輪出場を目指して、がむしゃらにプレーしてきた。全仏までの前半戦は、02年の14大会に次ぐ13大会に出場した。「自分に刺激を与えてくれた」。この日、国際テニス連盟が五輪出場全選手を発表。「1つ達成したことでジャンクション(分岐点)だと感じる」と、新たな気持ちが芽生えた。
今大会では、引退した同世代の選手にも激励された。98年ウィンブルドン優勝で、翌年引退したノボトナから「引退したら暇なだけ。おなかいっぱいまでやった方がいい」と、アドバイスを受けた。
その意欲を証明するように、混合では逆転勝ち。1度もサーブを落とさず8強に進んだ。5日には33歳になる。「この先は、今までやってみなかったトレーニングとか実験的に試みたい」。テニスの聖地で誕生日を迎えるたびに、杉山は若返るようだ。



