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ビーナスが妹に勝ち連覇/ウィンブルドン

決勝を制し妹(左)の祝福を受ける姉ビーナス・ウィリアムズ(共同)
決勝を制し妹(左)の祝福を受ける姉ビーナス・ウィリアムズ(共同)

<テニス:ウィンブルドン選手権>◇12日目◇5日◇ウィンブルドン・オール・イングランドクラブ◇女子シングルス決勝ほか◇女子優勝賞金75万ポンド(約1億6200万円)

 【ウィンブルドン=吉松忠弘】4大大会7度目のウィリアムズ姉妹(米国)の決勝は、姉ビーナス(28)に軍配が上がった。妹セリーナ(26)を7-5、6-4の1時間51分で破り、2連覇を遂げるとともに5度目の優勝を飾った。5度の優勝は、ドッド、クーパーと並び歴代8番目の多さとなった。

 最後にセリーナのバックがアウトすると、ビーナスはゆっくりと両手を突き上げた。「5度目の優勝なんて信じられない。本当にうれしい」。大会最速の時速207キロのサーブを記録するなど、パワーと安定性でセリーナを上回った。

 第1セットは一時2-4とセリーナにリードを譲るも、4オールと追いつくと第9ゲームにセリーナが、突然ペースダウンした。一気にビーナスが抜き去り、そのまま第2セットも押し切った。

 姉妹が4大大会決勝で初めて顔を合わせたのは01年全米だった。68年オープン化(プロ解禁)以来初の姉妹決勝だった。02年全仏からは4大大会4連続姉妹決勝を続け、2人のパワーテニスが女子テニス界を圧倒した。

 しかし、度重なるケガやビジネスへの興味でテニスから気持ちが離れた。03年9月に姉イェツンデさんが射殺されたことも暗い影を落とした。06年にビーナスは50位以下、セリーナは140位にまで転落した。そのどん底から、2人は見事に復活した。ビーナスは「以前より、もっと2人で多くのことをこなすようになった。アドバイスもする」と姉の威厳を見せた。

 イワノビッチ、ヤンコビッチのセルビア勢の台頭に、ウィリアムズ姉妹の復活が加わった。シャラポワも黙っていない。女子テニス界の女王争いは、ますますし烈になってきた。

 [2008年7月6日9時28分 紙面から]


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