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クルム伊達完敗も本格参戦手応え/テニス

初戦で敗退したクルム伊達公子(撮影・たえ見朱実)
初戦で敗退したクルム伊達公子(撮影・たえ見朱実)

<テニス:AIGジャパン・オープン>◇2日目◇9月30日◇東京有明テニスの森公園

 約12年ぶりのツアー・シングルス本戦出場となったクルム伊達公子(38)は初戦で敗れた。

 悔しさの向こう側に希望が見えた。結果は完敗。だが、クルム伊達は試合終了後、笑みを浮かべた。「(前戦の)東レで負けた時より手応えを感じられた。東レは不完全燃焼だったけど、今回は何をしなくてはいけないかの課題が明確になった」と振り返った。

 現在世界36位、自己最高15位のピアーに対し、第1セットは粘り強く戦った。持ち味のテンポの良い打ち合いに持ち込めなかった第2セットは1-6で落としたが「反省点もある。でも、勝負事にタラレバはないけど、あのショットが入っていれば…というのは多くあった」。自分の可能性を確実に体感できた。

 ツアーのシングルス本戦出場は、96年11月のチェース選手権以来約12年ぶりだった。一線から身を引いている間に女子テニス界はスピード化、パワー化した。そんな中で「11年半のブランクは半端じゃないけど、私のライジングのテニスが土俵に立てるか。(差を)埋められる手応えは感じている」と力強い。

 視野に入れている来年のツアー本格参戦に向け、まずはこの手応えを全日本選手権(11月9日開幕、有明コロシアムほか)につなげる。「まだ(復帰して)5カ月。体が続く限りはやっていきたい」。38歳の挑戦は、まだまだ続く。【菅家大輔】

 [2008年10月1日8時50分 紙面から]


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