<男子テニス:ストックホルム・オープン>◇6日◇ストックホルム・ロイヤル・テニス・ホール◇男子シングルス1回戦
日本のエース錦織圭(18=ソニー)が、世界55位で第8シードのマルセル・グラノリェルス(22=スペイン)に2-6、6-4、6-2で逆転勝ちした。風邪をひいた上、右ひざに痛みがあったが、世界77位に浮上した日に格上を撃破。2回戦は、同396位のドミニク・フルバティ(30=スロバキア)と対戦する。
錦織は元気がなかった。第1セットは、ミスを連発し、2-6で失った。先週東京から涼しい北欧に移動し、風邪をひいた。2日前から、右ひざに痛みが出た。「ウオーミングアップの時から痛くて、いらついていた」。第2セットはコートチェンジの時に、トレーナーを呼んで治療してもらった。すると、4-4から初めて相手のサーブを破り、6-4で押し切った。
そのまま勢いに乗り、最終セットは力強いストロークで相手を翻弄(ほんろう)した。「第1セットは、ひざが痛くて何度もリタイアしようかと考えた。でも続けていたら、何とか第2セットを奪えた。少しやる気が出てきたら、勝ってしまった。ちょっとラッキーでした」。自己最高の世界77位に上がり、着実に地力がついていた。
跳び上がって打つ得意のフォアハンドも何度か披露した。試合後の記者会見では地元記者から「エア・ケイ」の愛称の由来を聞かれ「ほかの選手はあまり使わないけど、自分はとても好きなショットだから」と流ちょうな英語で説明した。春先にツアー初優勝、全米オープンで日本男子として71年ぶりの16強入りを果たした今季は、欧州の4大会で締めくくる予定。次戦も勝てば、世界ランキング60位台へ突入する。



