アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(30=シスメックス)が涙のリベンジ宣言だ。11日に新潟・佐渡市内でトークショーに出席し、左太もも裏の肉離れで北京五輪を断念して以来初めて公の場に登場。五輪欠場について謝罪し、号泣しながら「ロンドンを目指していきたい」と誓った。次走は未定も、藤田信之監督(68)は13日からジョギングを再開する計画を明かした。
自ら切り出した。公の場に出るのは、7月4日にスイスへ出発して以来99日ぶり。トークショーの司会者も遠慮して、北京五輪の話題には触れなかった。しかし、野口はあえて自分から口火を切った。
野口
その前におわびをしたいことがある。本来なら北京五輪に出場するはずが、故障して出場できなくなってしまい、本当に申し訳なく思ってます。
500人の聴衆と10台のテレビカメラを前に、欠場を謝罪した。にこやかだった顔がしだいに紅潮し、ついには感情が堰(せき)を切った。
野口
監督や(コーチの)広瀬さんは最後まで私を守ってくれた。故障をやってしまったのは自分なのに・・・。悪いのは自分。『余裕を持ってやればいい』と言われていたのに、五輪のことを考えてそれ以上に(練習を)やってしまった。
言葉に詰まり、こみ上げる涙をぬぐった。
はやる気持ちを抑えられず、またもオーバーワークとなって、9月中旬に再び痛みが出た。現在も練習が満足にできない状態で、復帰戦は未定だ。この日も早朝に約1時間のウオーキングをした程度。藤田監督は「新潟から帰ったら試しながら練習を始めたい」と13日から再始動させる方針を明かした。
野口
大きな目標としてロンドンを目指していきたい。まずは抱えている故障を早く治し、しっかり走れる姿でレースに出ることを目指して頑張りたい。
焦る必要はない。4年後に再び輝くための時間はたっぷりある。【太田尚樹】


