<静岡県中学新人陸上競技大会>◇11日◇草薙総合運動場陸上競技場

 吉原二・久松巧(2年)が男子100、200メートルで優勝し2冠を達成した。100メートルでは、予選で自己ベストの11秒28をマーク、決勝でも11秒34の大会新記録で2連覇を飾った。また女子1500メートルでは静岡籠上・木村友香(2年)が、4分29秒77の大会新記録で優勝。そのほかにも男子砲丸投げ、男子棒高跳びなど計7種目で大会新記録が生まれ記録ラッシュとなった。

 久松は得意の100メートルで、予選から自己ベストを0秒01更新して大会新をマーク。決勝ではスタートから他の選手を引き離して、まずは連覇を達成した。「予選の方がよかったけれど、優勝できてよかった」と顔をほころばせた。これで勢いに乗ると、200メートル決勝でも23秒08で優勝し、今度は2冠を獲得した。「思った以上に走れてよかった。うれしいです」と笑顔を見せた。

 8月の全日本中学選手権での苦い経験が生きた。初出場だった久松は、スタートで他の選手に気を取られてしまい予選で敗退。その反省を踏まえ今大会は、スタートに全神経を集中することだけを考えて挑んだ。「全国大会はいい経験になった。今日は自分の走りに集中できた」と振り返った。

 小学校6年生から富士陸上教室で本格的に陸上を始め、短距離一本に絞って練習を積んできた。2冠達成にも満足はしていない。次の大会はジュニアオリンピック(24日~、日産スタジアム)。「後半力んで失速してしまうことがある。そこを克服して11秒1台を狙いたい」。さらなる向上心を見せる久松が、たくましさを増して再び走りだす。【神谷亮磨】