<男子バスケット・日本リーグ>◇11日◇札幌・月寒アルファコートドーム

 レラカムイ北海道がホーム開幕戦を落とした。昨季の覇者アイシンに79-89で敗れ、ホーム2連戦からの反撃開始というプランがつまずいた。前半を2点リードで折り返しながら終盤で崩れるという、昨季と同じパターン。昨年のホーム開幕戦4325人を上回る4480人の大観衆に応えることができず、最後は外国人選手2人が5ファウルで退場とボロボロ。12日、札幌での第2戦は絶対に落とせない一戦となる。

 過去最多の大観衆に、白星を贈ることができなかった。残り1分を切って10点差という絶望的な状況でも「レラ!

 レラ!!」の声援はやまない。期待に応えたいという思いは、空転するばかりだった。「これだけの人に応援してもらっているのに…。申し訳ないです」。北海道のホーム初体験の新加入・朝山正悟(27)が肩を落とした。

 「アイシン戦はインサイド勝負」。東野監督は選手に何度も説明し、インサイドで負けたら勝機はないことを強調していた。アイシンの桜木、竹内は日本でもトップのセンターだが、それに立ち向かわないとならない。それでも序盤は攻める姿勢を見せていた。だが後半まで持たなかった。

 東野監督は「インサイド勝負で、ちょっと押されるとかでひるむ部分が出てしまった。逃げちゃったんですね。日和(ひよ)ってた部分もある」と、ニュートン、山田というインサイドの核となる2人に苦言を呈した。「今日は外の3人だけしかバスケットをしていない。これじゃあ勝てない」と吐き捨てた。

 昨季、連敗を続けていた時も、最初はリードしていながら最後は負けるという展開だった。戦力が薄いため主力4人がほとんど出ずっぱり。そして後半に息切れというパターンだったが、今季はそれは補強でカバーできたはず。折茂は「選手は去年よりそろっているのだから、あとは気持ち。戦う姿勢を持たないと、またずるずると連敗が続くだけだ」と、敗因として精神面を強調した。

 もう次は負けられない。ホーム札幌開幕2連戦で1勝もできないと、いくら熱心な“日本一“のファンでも見捨てかねない。東野監督は「まだチームが未熟だということ。切り替えて、明日は必ず勝ちます」と、強い決意を語った。【本郷昌幸】