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Sスケート改革、五輪前年の代表決定なし

 日本スケート連盟の鈴木恵一スピードスケート強化部長(66)は28日、10年バンクーバー五輪代表選考について、前回トリノ大会まで採用していた内定制度をやめ、五輪シーズンの成績で決定する方針を明らかにした。94年リレハンメル大会を除き、前年までの成績で五輪内定を出していたが、メダル獲得を目標に方向転換する。

 鈴木部長はこの日、全日本スプリント会場の山梨・富士急セイコオーバルで、代表選考について「今季中に内定を出すことはない」と語った。今季はW杯で男子短距離の加藤条治と長島圭一郎が2勝ずつ挙げているが、あくまで来季の成績で最終決定する。

 連盟ではメダル有力選手に対して五輪本番に絞った調整をさせる目的で、内定制度を採用してきた。98年長野五輪500メートル金メダルの清水宏保も2シーズン前の内定を生かした。しかし、トリノ大会では加藤、清水がメダルなしに終わった。鈴木部長は「前回の反省を生かしたい。最後まで選手同士で競わせる」と説明した。

 来年3月にバンクーバー五輪と同じ会場で行われる世界距離別選手権がある。鈴木部長は「世界記録が出るようなら内定するべきという声が出るかもしれない」と高いハードルでの例外を挙げたが、基本は選手を競わせ全体の底上げを図る。

 [2008年12月29日8時22分 紙面から]


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