フィギュアスケート女子の浅田真央(18=中京大)が、バンクーバー五輪シーズンに、「ライブ音源」の楽曲を演技に使用する可能性が浮上した。8日、名古屋市内でアイスショー「ザ・アイス」(25、26日、同市)の会見に出席。今季はショートプログラム(SP)が「仮面舞踏会」、フリーが「鐘」と楽曲は決まったが、音源は未定。浅田の和田マネジャーが「コンサートの音源を使うかもしれない」と明かした。

 コンサートとは、29日に東京国際フォーラムで行われる「フィギュアスケート名曲コンサート」のこと。既製のCDを編集する従来とは違い、浅田の演技をイメージして抑揚をつけた演奏だけに、五輪でもジャッジや観衆をより引きつける効果が期待される。「SPとフリーはイメージが正反対なので違った自分を出したい」と話す浅田は、同コンサートのリハーサルを鑑賞する予定だ。