<全国高校選抜バスケットボール静岡県大会:藤枝明誠99-86興誠>◇8日◇藤枝・県武道館◇男子決勝

 昨年と同一カードとなった男子は、藤枝明誠が99-86で興誠を下して3連覇を達成した。前半途中でエースの藤井祐真(3年)を欠きながら、交代メンバーが期待に応えて競り勝った。同校は12月23日開幕の全国大会(東京体育館)に出場する。

 藤枝明誠が伏兵の活躍で、新人戦と総体に続き3冠を達成した。エースの藤井が第2クオーター(Q)に、4ファウルとなりベンチに下がった。絶対的エースを失ったが、代わって出場した大垣慎之介(2年)が大ブレーク。果敢なドライブから、得点を量産した。大垣は「チャンス到来だなと思った。藤井さんだけのチームじゃないということを証明したかった」。チームのアクシデントを発奮材料に変えて、相手を突き放した。

 入念な準備の末に栄冠をつかんだ。インフルエンザ対策として決勝当日までの10日間、スタメン5人を市内のビジネスホテルに宿泊させ、外部との接触を控えさせた。西塚建雄監督は「いい試合ができるように、いい準備をさせました」。指揮官の期待に応えるように、先発の永井裕也(3年)がチーム最多の22得点。鈴木友貴(3年)も、チーム2番目の17得点を決めて、勝利に貢献した。

 今夏の全国総体では準決勝で敗退したが、県勢では39年ぶりに銅メダルを獲得。さらに、同校メンバー主体で臨んだ新潟国体も準優勝するなど、強さを証明した。ゲーム主将の鈴木は「1戦1戦大事に戦っていきたい」と手綱を締めた。昨年、全国大会で個人最多の79得点を記録した藤井も「今日は個人的に不本意な試合になってしまったけれど、全国でこの悔しさを晴らして絶対に優勝したい」と大暴れを誓った。県では無敵の常勝軍団が、日本一を目指す。【神谷亮磨】