09~10年のバレーボール・プレミアリーグ(12月開幕)を最後に現役引退する北京五輪男子日本代表主将の荻野正二(39=サントリー)が9日、大阪市内で会見。来年1月に40歳を迎えることで「ひとつの区切りと思った」と引退理由を明かした。引退後に関しては、ビジネスマンもしくは指導者の選択肢を掲げ「現在では五分五分」と悩める心境を吐露した。

 現在はサントリーで営業部に在籍。ビジネスマンを選択した場合、アラフォーで「営業マンデビュー」の可能性も。同社関係者は「選手の中には引退後にバレーから離れて営業をする人もいます」と話す。知名度も高く、197センチの長身もインパクト十分だ。

 一方で指導者としても将来的な日本代表監督への待望論も高まる。荻野は「まだ何も勉強もしていない」と苦笑いしたが、「いろんな人にそう言われる」とまんざらでもない様子。北京五輪で日本を4大会ぶりの五輪出場に導いたバレー界の貢献者。どの道に進むか、それが問題だ!?