<バスケットボール:全日本総合選手権:JX78-52デンソー>◇8日◇女子決勝◇東京・国立代々木競技場

 JXがデンソーを下して2度目の4連覇を達成した。通算17度目の優勝。第1クオーターで日本代表の大神雄子(29)が14点を奪って主導権をつかみ、一気に押し切った。昨年12月の右足首の疲労骨折を乗り越え、復帰2戦目での大活躍。6月にはロンドン五輪切符がかかる世界最終予選(トルコ)が控える12年。頼れる日本のエースが最高のスタートを切った。

 「もう若くない」と自嘲する大神の経験豊富な判断が、流れを決めた。両チームに若手が多い。「試合前から緊張している雰囲気があったから」と、パスミスが出るより外れてもシュートを打つことを選択。ガードながら積極的にリングを狙い、開始から3連続ポイント。昨年12月に疲労骨折が分かり、人生で初めてコートを1カ月以上離れた。自ら「赤みの魚=マグロ」というほど休まずに動き続けてきたが、ケガで新たな境地が見えた。今までにないくらい試合の映像を見続け「違う観点から見るのもスキルの1つ」とイメージを磨いた。幸先よい年頭に「ここは通過点。すべては五輪」と頼もしく胸を張った。