タイタンズが開幕から無傷の10連勝と快進撃を続けている。逆転勝ちした16日のジャガーズ戦を含め、接戦を勝ち抜く結束力が際立つ。束ねるのは35歳のQBケリー・コリンズだ。

 控えQBとしてプロ14年目を迎えたが、正QBビンス・ヤングの負傷で2戦目から先発を託された。勝利を重ねて信頼を勝ち取り、周囲に自信を植え付けた。コリンズは「今は選手全員が自分の役割を果たしている」とAP通信に語っている。

 ペンシルベニア州立大で1995年のローズボウルを制覇し、パンサーズに入団。期待にたがわぬ活躍を見せた一方でアルコール依存症に陥り、同僚に人種差別的な発言を浴びせてチームの和を乱す。その後には飲酒運転で逮捕され、移籍したセインツからも見限られた。99年に拾ってくれたジャイアンツでようやく目を覚ました。

 同依存症の更生施設に入り「誠実であろうと心掛けた。一晩で改められるものではないと知っていた。時間をかけ、フィールド内外で自分を戒めた」。チームを2001年のスーパーボウルに導き、衰えから出番が激減したタイタンズでの過去2シーズンも腐らなかった。

 輝きを取り戻した司令塔はチームのスーパーボウル初制覇へ向け「それが遠い将来と考えている選手はいない」と闘志を高ぶらせた。(共同)