<ラグビー・関東大学リーグ・対抗戦:帝京大39-12明大>◇16日◇東京・秩父宮ラグビー場
対抗戦の明大が24年ぶりに大学選手権出場を逃した。無傷の帝京大に得意のFW戦で圧倒され、セットプレーでことごとくボールを奪われた。前半こそ5-10と健闘したが、後半に突き放されて12-39の完敗を喫した。これで2勝4敗となり、残る早大戦に勝っても同率の可能性がある筑波大に直接対決で敗れているため選手権出場圏外の6位が確定した。選手権出場を逃したのはリーグ戦との交流試合時代の84年以来2度目。
明大は前半24分には同点に追いついた。勢いに乗ってさらに攻め込んだが、敵陣でのチャンスでことごとくラインアウトを奪われた。相手反則ではタッチキックを狙わず、スクラムを選択。そのスクラムまでもが圧倒され、ボールがこぼれる。試合終了間際にはスクラムから、反撃どころかトドメのトライを喫した。
ロックの杉本主将は「ラインアウトで最初にあわず焦ってしまった」という。藤田監督がハーフタイムに対応策を指示したが実践しきれなかった。「セットプレーから生きた球を出せなかった。こだわりをみせたいスクラムでもやられていた」と、藤田監督は苦渋の表情で話した。
2日に慶大に敗れて、大学選手権へあとがなくなった。神戸まで遠征して神戸製鋼と3泊4日の合宿を敢行。しかし、右ひざを痛めている杉本主将はリハビリに専念して不参加。それでも「スクラムに強いので。うちはタレントがいない」と、起用せざるを得ない戦力では苦しい。
早大の14度に次ぐ12度の大学日本一を誇る。その伝統校が、正月を迎えずにチームを終える。「練習から甘くて、このような結果になってしまって」と杉本。3週間後の12月7日の早明戦が今季最終戦となる。「最終戦にうちの形を完成?
いや披露したい」と藤田監督。意地のFW復活でライバルに一矢で、せめてもの存在感を示したいが…。【河合香】



