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常総15年ぶり決勝/高校ラグビー

8月に急逝した石塚監督の遺影を抱いてベンチに戻る松本主将(左)
8月に急逝した石塚監督の遺影を抱いてベンチに戻る松本主将(左)

<ラグビー・全国高校ラグビー:常総25-7清真学園>◇8日◇茨城・茎崎運動公園

 ラグビーの全国高校大会の出場権を懸けた茨城大会準決勝は、8月に元ラグビー日本代表主将の石塚武生監督(享年57)が急逝した第2シードの常総学院が、清真学園を25-7で下して15年ぶりの決勝進出を決めた。15日の決勝で、6連覇を目指す第1シードの茗渓学園と対戦する。大阪大会の第3地区決勝では、前回の全国大会優勝の常翔啓光学園が19-25で大阪朝鮮高に敗れた。

 天国の石塚監督が常総学院に力を与えたのかもしれない。6点リードで迎えた後半中盤、清真学園に1トライとゴールで7点を返され逆転されたが、残り15分を切ってから気迫の3連続トライで25-7と突き放し、決勝進出を決めた。

 8月6日、元日本代表主将の石塚監督が急逝した。部員たちはこの日もジャージーに喪章をつけ、ベンチに同監督の遺影を置いて臨んだ。攻めても得点につながらない前半に焦ったメンバーは、ハーフタイムで「先生、絶対勝ちます」と遺影を前に気持ちを高めた。現役時代、果敢なタックルで「タックルマン」と称された石塚イズムを受け継ぎ、強固なディフェンスで清真学園を抑え込んだ。

 部員たちはお墓参りも四十九日の法要にも行っていない。「石塚監督なら、優勝するまで練習しろって言うはずですから」と、佐藤和宏監督代行。15日の決勝で茗渓学園の6連覇を阻止すれば、90年以来19年ぶりの全国大会が待っている。松本直也主将(3年)は「がむしゃらに走り勝つ常総のラグビーで花園を決めて、みんなで監督のお墓に優勝を報告しに行きます」と表情を引き締めた。【鎌田良美】

 [2009年11月9日8時56分 紙面から]


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