ロシア出身の幕内若ノ鵬容疑者が大麻所持の疑いで18日に逮捕されたことを受け、力士死亡の再発防止検討委員会の友綱副委員長(元関脇魁輝)と秀ノ山副委員長(元関脇長谷川)が19日、ロシア出身力士が在籍する部屋を訪ね、事情を聴いた。

 出向いたのは幕内露鵬が所属する大嶽部屋、十両白露山らがいる北の湖部屋など4部屋で、計5力士から話を聞いた。友綱親方によると、5人とも大麻の使用を否定。若ノ鵬容疑者は特に露鵬、白露山兄弟と付き合いがあったが、2人は同容疑者の大麻所持には気付かなかったという。

 友綱親方は今後、若ノ鵬容疑者の師匠、間垣親方(元横綱2代目若乃花)や、間垣部屋の力士から聞き取り調査をする方針も明かした。秀ノ山親方は「外国出身力士が増えてきているので、師匠がしっかり指導しなければならない」と話した。