日本相撲甚句会(東京都墨田区)のロゴマークを、相撲甚句の大会パンフレットに無断で使用したとして、警視庁本所署が商標法違反容疑で、元幕下力士の無職男(75=千葉市花見川区)を書類送検していたことが15日、同署への取材で分かった。

 書類送検容疑は2008年10月4日、新潟県南魚沼市のホテルで開かれた相撲甚句の大会で、商標登録された日本相撲甚句会のロゴマークをパンフレットに無断で使用し、配布した疑い。

 4月23日に書類送検された。

 同署によると、男は同会の元会員で、07年3月に別団体を設立して、各地で相撲甚句の大会を開いていた。「使用したのは事実だが、自分にも使う権利があった」と話している。

 日本相撲甚句会が08年10月、同署に相談。同署は09年3月に商標法違反容疑で男の自宅を家宅捜索していた。