日本相撲協会は5日に東京・両国国技館で新弟子検査を実施したが、2月の第2検査を合わせて受検者は36人にとどまった。「就職場所」と呼ばれる春の検査としては、義務教育修了資格が定着した73年以降で09年の41人を下回る最少。貴乃花審判部長(元横綱)は新弟子検査担当として身長測定を担当。「これだけの人数が来てくれるとは思ってもいなかった。ありがたい。すくすくと育ってほしい。必ず100人が受検する時代が来ると思います」と前向きだった。部屋からも明大4年の渡辺大志(22)ら3人の新弟子が体格検査をパスし、笑みがこぼれていた。