58代横綱千代の富士のブロンズ像が建立され、2日に東京・谷中の望湖山玉林寺で除幕式が行われた。等身大よりやや大きい210センチで、右手に太刀を手にした立ち姿。彫刻家小張隆男による3作目で、九重親方の亡き三女も眠る菩提(ぼだい)寺の境内に建立となった。親方は「立派なもので、あちこちに分身がいて、名誉なこと。娘を見守ることができるし」。当初は2月に除幕式の予定だったが、八百長問題などで延期されていた。歴代1位の通算1045勝を誇るが、魁皇に1差に迫られた。「記録を破られる前に除幕できてよかったよ」と、ジョーク混じりに話していた。