大相撲の横綱白鵬(26=宮城野)が30日、名古屋場所(7月10日初日)に向けて、本格的な稽古を再開した。名古屋市の部屋で若い衆に25番胸を出して22勝3敗。稽古中は常に30度を超える猛暑とあって「初めて『脱水症状になるかも』と思った。クラクラした」と大粒の汗をぬぐったが、右おっつけを入念に確認するなど、収穫を挙げていた。5月の技量審査場所後は、軽めの調整が続いていたが、この日は50人近い地元市民が見学に訪れ「平日なのに大勢の方が来てくれてうれしいね」と、稽古にも熱が入っていたことを強調した。