<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇愛知県体育館

 八百長問題の影響で半年ぶりの本場所興行となった大相撲名古屋場所が24日、名古屋市中区の愛知県体育館で千秋楽を迎え、前日に2度目の優勝を決めていた大関日馬富士は関脇稀勢の里に突き落とされ、初の全勝優勝はならなかった。

 再生を誓う場所は初日から客入りは悪く、千秋楽で初めて満員御礼となった。野球賭博問題などの影響を受けた昨年と比べ、15日間の合計観客数は2割近く少ない7万8000人だった。

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は土俵上で「今後も土俵の充実、信頼回復を目指し、協会員一丸となり全力にて努力していく決意」などとあいさつした。