日本相撲協会の役員改選で、選挙管理委員長を務める武隈親方(63=元関脇黒姫山)は25日、投票になった場合は候補者の名前を用紙に書き込む方式で行い、5つの一門から1人ずつ選出される立会人を投票箱の近くで見守らせる方針を明かした。

 前回の2010年の選挙では、立候補者に○印を付ける方式で立会人も投票箱から離れていた。票の流れが分かりにくい公正な方式が、二所ノ関一門を離脱した貴乃花親方(元横綱)が理事に当選した一因になったとされる。

 武隈親方は投票の際に立会人が、書き込んだ内容を見ることができないように徹底すると強調。「きちんとした形で終わらせたい」と話した。