13日に虚血性心不全で急逝した田子ノ浦親方(享年46=元前頭久島海)の通夜が15日、東京・台東区の寛永寺輪王殿で営まれ、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)ら約600人が参列した。出羽海一門葬として営まれ、一門の親方や関取衆も集まり、笑顔の遺影に向かって焼香した。北の湖理事長は「部屋をおこして、碧山も育って楽しみにしていた。本当に残念です」と悔やんだ。部屋から最初の関取となったブルガリア出身の幕内碧山は、まだ事態が信じられない様子。目に涙を浮かべながら「おかみさんも悔しい。でも、親方が亡くなっても頑張るしかない。親方のためにも頑張るしかない」と言葉をしぼり出した。告別式は16日に同所で午後2時から営まれる。