<大相撲春場所>◇7日目◇17日◇大阪府立体育会館

 前頭筆頭同士の妙義龍(25=境川)と栃乃若(春日野)は、ともにご当地の兵庫県出身。館内が沸いた攻防のある一番は妙義龍に軍配が上がった。

 場所前はお互いに出稽古を繰り返していた。劣勢から押し出した妙義龍は「稽古の時は押されたが、押し込まれても何とか残せた。この盛り上がりはいいね。いい相撲を見せて勝ててよかった」と大歓声を浴びての勝ち名乗りに満面の笑みを見せた。

 2歳下の23歳、栃乃若は宙を見詰めながら「相手がうまかった。(疲れは)みんな同じ」と力なく話した。