大関琴奨菊(28=佐渡ケ嶽)は24日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で若手力士に胸を出すなどして調整した。

 先場所で痛めた左手首が万全ではなく、関取との申し合いは控えてきたが「そろそろ場所の雰囲気でやっていかないと」と話し、25日から二所ノ関一門の連合稽古に参加。大関稀勢の里(25=鳴戸)らとしのぎを削り、夏場所に備える。

 また、この日の稽古で十両琴勇輝(21=佐渡ケ嶽)が左膝を負傷。「靱帯(じんたい)を伸ばしたかも」と不安げな表情を見せ、病院での検査、治療のため力士会を欠席した。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「おそらく大丈夫だろうが、稽古は様子を見ながら」と話した。