<大相撲春場所>◇8日目◇16日◇大阪・ボディメーカーコロシアム

 両横綱が全勝を守り、ストレートで給金直しとなった。白鵬(宮城野)は上手投げで、高安(田子ノ浦)を寄せ付けなかった。日馬富士(伊勢ケ浜)は、魁聖(友綱)を上手投げで下した。

 白鵬は、自身が持つストレート給金直しの最多記録(1場所15日制定着後)を32度に更新した。

 綱取りを目指す大関鶴竜(井筒)は、豪栄道(境川)を突き出しで下し7勝目、1敗をキープした。かど番の大関稀勢の里(田子ノ浦)は寄り切りで勝って6勝目。大関琴奨菊(佐渡ケ嶽)は、松鳳山(松ケ根)のすくい投げを食らって3敗目を喫した。

 東前頭筆頭の遠藤(追手海)は、全勝の大砂嵐(大嶽)を土俵際の突き落としで下して4勝目、4連敗後の4連勝で勝敗を五分に戻した。

 中日を終えて、全勝は白鵬、日馬富士、1敗で鶴竜、大砂嵐がつけている。