大相撲名古屋場所で12勝3敗の成績を残し、大関昇進を確実にした関脇豪栄道(28=境川)が千秋楽から一夜明けた28日、愛知・扶桑町の境川部屋で会見を行った。

 豪栄道は「まだ実感は沸いてない。これから徐々に沸いてくると思う。昨夜は、なかなか興奮が収まらなくて、3時くらいまで寝られなかった」と笑顔で明かした。目指す大関像については「ここ一番で自分の相撲で相手をねじふせるような心の強い力士が大関。それを目指したい」と力を込めた。同席した境川親方(元小結両国)は「相撲を取る方も、指導する方も目的、夢は一緒。常に(大関昇進を)信じてやってきた」と感慨深げに話した。