アマチュア相撲で昨年の全日本選手権と全国学生選手権個人を制し、大相撲の幕下10枚目格付け出し資格を得た大道久司(東洋大)が名門の出羽海部屋に入門し、春場所(3月8日初日・大阪市ボディメーカーコロシアム)でデビューすることになった。東洋大が16日発表した。27日に記者会見を開く。

 長野県出身で22歳の大道は180センチ、145キロの体格で力強い突き、押しが得意。大学時代に15個のタイトルを獲得した。アマ横綱となってからは進路表明を保留していた。

 師匠となる出羽海親方(元幕内小城ノ花)は「まさか王者が入ってくれるとは。今は部屋に関取がいないし、彼が刺激になると思う。(突き、押しを)磨けばいい」と期待した。

 幕下10枚目格付け出しでデビューしたのは、近年では幕内遠藤がいる。