日本相撲協会の理事選挙に立候補を表明している貴乃花親方(37=元横綱)が、暴力団幹部と“同席”している写真が、25日発売の写真週刊誌「フラッシュ」に掲載される。同誌によると、08年8月に山口組系暴力団が中心となったとされる「地蔵盆」という祭りに、同親方が家族と一緒に出席し、暴力団幹部と特別席に座ったという。

 貴乃花親方は初場所千秋楽打ち出し後「フラッシュさんの取材でお答えしたとおり。誤解のないようにお願いします」と説明。同誌に対し、親方は弁護士を通じて書面で「長年の後援者の誘いで、神戸の震災で亡くなられた方を供養するお祭りと説明を受け、被害に遭われた方を供養する気持ちで立ち寄った。その他の関係は一切ない」などと回答している。

 本場所で暴力団を排除する対策を強化している相撲協会の理事選直前だけに、イメージダウンは避けられない。武蔵川理事長は「何も聞いていないから分からない。(週刊誌を)見る気はない」と、静観している。