大関に昇進する関脇琴奨菊(27=佐渡ケ嶽)が、土俵外の言動も「大関仕様」に変えていく考えを示した。秋場所千秋楽から一夜明けた26日、千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋で会見。「これから行動や発言は慎重にいく。大関という立場で人から見られてくると思うので、そういうのを大事にしていければと思います」などと決意を述べた。

 明日28日には、大関昇進を伝える使者が来る。伝達式で述べる口上には、四字熟語を入れるという。「知り合いに相談して、考えていただいている。最終的には自分で考えたい」と話した。部屋では、伝達式に備えて金びょうぶの配置を考えたり、式後の写真撮影で琴奨菊を担ぎ上げる騎馬役を決めるなど、準備は着々と進んでいる。また、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は、先代のしこ名「琴桜」などに変える考えはなく、琴奨菊のまま横綱を目指していくことを明言した。