母の故郷にアピールだ!

 大相撲の幕内力士ら一行は今日22日、ジャカルタ巡業(24、25日)に出発する。秋場所(9月15日初日、両国国技館)で平成生まれ初の新三役が濃厚な高安(23=鳴戸)は、これが初めての海外訪問。「インドネシアがどういう国なのか、いろいろ調べました。独特の文化があって、すごく楽しそう。ゾウに乗れないかなぁ」と胸を躍らせた。

 楽しみな理由が実はもう1つ。今回は母ビビリタさんの母国フィリピンでもテレビ中継があり、8人兄弟の母の親類は楽しみにしているという。ジャカルタは、まだ訪れたことがないフィリピンと同じ東南アジア。「いろいろな面で勉強になれば。現地で特集されるように頑張りたいです」。

 21日には、日本似顔絵師協会から自身の似顔絵が贈られた。刻まれた肖像。次は、名古屋場所の殊勲賞の賞金で購入した新しいデジカメを携えて、初めての海外巡業の記憶を胸に刻む。