大相撲の九重親方(59=元横綱千代の富士)の還暦土俵入りを、来年5月31日に東京・両国国技館で行うことが、29日までに決まった。同部屋後援会が発行する会報誌「九重タイムス」で後援者らに伝えられた。

 現役時代に優勝31回を成し遂げて「ウルフ」と呼ばれた同親方は、来年6月1日に60歳を迎える。角界では横綱経験者の親方は、還暦の長寿祝いとして赤い綱を締めて土俵入りを行うことが慣例。九重親方は同誌で「自分を育ててくれた相撲界に対する恩返しとして、まだまだやらねばならない事がたくさんあると思い、ますます身の引き締まる思いです」とコメントした。