エンゼルス大谷翔平投手(23)が13日(日本時間14日)、ツインズ相手に6回1/3を投げ、3安打1失点。5連続を含む11三振を奪った。

 ◇    ◇    ◇ 

 今後、大谷がどうなっていくのかに、ますます関心が高くなってきている。大谷の起用に関する質問機会は主に試合前、ソーシア監督の報道対応の時に設けられる。そこでも、徐々に変化が表れ始めている。13日、質疑応答の時間は19分15秒。春のキャンプでも全体練習前に同監督の報道対応は必ずあったが、最長の質問タイムだった。これまでは、長くても15分、短い時は5分もかからない。

 登板日だからということももちろんあるが、それを差し引いても話題が大谷に偏っていた。16個の質問のうち、9個が大谷関連。「大谷とトラウトがいない今日の打線について」「大谷の中5日プランは近く、あるのか」「それを大谷に伝えたか」「何が一番、(中5日での起用の)決断に必要か」「大谷をア・リーグの試合で打たせることは考えたことはあるか」など、次々と今後についての質問が飛んだ。

 以前は、基本的には日本人記者が大谷に関する質問を多くしていたが、最近では米メディアの記者もよく尋ねるようになった。この日、大谷関連の質問をしたのは、米国記者が4人。日本人の2人を上回った。何をやってくれるのか、ますます高まる期待。米メディアの姿勢も変わってきた。【MLB担当 斎藤庸裕】