広島にトレード移籍が発表された際には「チャンスやから頑張れよ」と電話をもらったそうだ。ソフトバンクから加入の曽根。エールの送り主は、お笑い芸人の間寛平だった。頼もしい自称「後援会長」の存在に「ありがたいですね」と笑った。

育成枠で入団1年目の14年オフ、球団納会にゲストで来場していた寛平ちゃんのハートをつかんだ。「何か芸をやりたいヤツはいるか~?」と誰かがムチャぶりした時に、手を挙げた。正確に言えば、周囲のスタッフに無理やり挙げさせられたとのことだ。

それでも関西人の魂がメラメラと燃え上がり、一発芸を披露。寛平ちゃんの持ちギャグ「かいーの」をやったつもりが勘違いを発動した。「アイーン」と言いながら尻を動かしまくったのだ。「僕、かいーのがアイーンに聞こえてて」。謎の志村けんミックスに、王貞治会長ら球団幹部も並んだ会場は大盛り上がりだったそうだ。

体を張った姿を気に入った寛平ちゃんとの親交がそこから始まり、食事にも誘われる間柄に。「ファームの中継もけっこう、見てくださっていて」と曽根は感謝する。新天地で1カ月が経過し、今月7日に1軍昇格した。そして23日ヤクルト戦でプロ初安打。祝福の電話がかかってきそうだ。【広島担当 大池和幸】