日刊スポーツが今夏の高校野球の「ピカイチ選手」を紹介する第2回は「野手編」。昨夏千葉大会準優勝の八千代松陰には、24年巨人ドラフト1位の石塚裕惺内野手(20)を兄に持つ太惺内野手(2年)がいる。ポジションは兄と同じ遊撃手。兄顔負けの華麗な守備に加え、最近では打力も大幅にレベルアップ。攻守に充実する2年生内野手が夏の千葉を盛り上げる。
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名門伝統の堅守の要だ。激戦区千葉で、今夏も優勝候補の一角に挙がる八千代松陰。その中心選手の1人が、遊撃手を務める石塚太惺内野手(2年)だ。
昨夏も1年生ながらメンバー入り。兼屋辰吾監督(39)を「1年生離れというか、公式戦で使っても落ち着いている。そこはすごいなと思っていた」と感嘆させた。新チームに移行してからは、堅守のチームにとって欠かせない存在となっている。
選手としての売りは守備力だ。主将の松森海吏捕手(3年)は「本当に何度も助けられている。二遊間の守備で勝った試合だってある」と話し、エース赤沢悠馬投手(3年)からも「あそこ(二遊間)に打たせれば捕ってくれる」という声が上がるなど、チームで絶大な信頼を集める。二遊間でコンビを組む斉藤空(かなた)内野手(2年)とともに、広い守備範囲と正確な送球で、的確にアウトを積み重ねていく。
理想とする遊撃手は巨人泉口友汰内野手(27)や同校OBのヤクルト長岡秀樹内野手(24)といった、「打てて守れるショート」。その打撃面でも大幅な成長を見せている。
昨秋県準決勝では、専大松戸・門倉昂大投手(3年)と対戦した。春には選抜4強入りを果たすことになるエースとの対戦は、「やっぱり甲子園レベルだな、というのを身をもって実感して。ああいう選手を打たないと甲子園はないとわかった」と1つの道しるべに。フィジカルの向上もあって、今では打撃でもチームの中心だ。
兄は巨人石塚裕惺内野手(20)。同じポジションを守る2人は仲のいい兄弟だが、「やるべきことをやっている姿を画面上で見ている。そういうところを見習っている」と、プロで戦う兄の姿は刺激になってもいる。
今夏の目標は「どのチームよりも、一番長く野球を楽しむこと」。熱戦の千葉で、攻守ともにチームを引っ張る活躍を見せる。【服部航大】
◆石塚太惺(いしづか・たいせい) 2009年(平21)4月17日生まれ、千葉県出身。小学校入学前から野球を始め、6年生ではマリーンズジュニアに選出。中学は佐倉シニアでプレーし、主将も務めた。八千代松陰では昨夏から出場する。172センチ、73キロ、右投げ右打ち。




