多良木が大金星を挙げた。3-2で強豪の熊本工に競り勝ち、1987年(昭62)以来、28年ぶりのベスト8に駒を進めた。

 2-2で迎えた9回1死。7番・岩本浩朗外野手(2年)が値千金の左越え勝ち越し弾。投げてはエース左腕、北崎裕之(3年)が4安打2失点完投で応えた。北崎は「感無量。言葉で言い表せないぐらいうれしい」と喜んだ。