前日21日、リードしていた試合を降雨ノーゲームでフイにした北照は、再試合を制して、甲子園に出場した13年以来、2年ぶりの準決勝進出を果たした。背番号3の左腕、川端翔(3年)が、走者を背負いながらも1失点完投し、打っては先制点につながる適時二塁打など3安打の固め打ち。「僕は投球と打撃の調子が比例していると思うので、打撃がいいと投球も乗ってくるんです」と、笑顔を見せた。

 準決勝は、センバツ準優勝の東海大四と対戦する。春は全道大会1回戦4-3で勝利も、6回途中から登場した相手エース大沢には、無安打に抑えられた。投げて良し、打って良しの元エースは「(大沢は)良い投手だから、何か1つに狙い球を絞らないとダメ。分析の分析をして、臨みたい」と夏の再戦を待ちわびていた。