創部3年目で北北海道大会初出場のクラークが決勝進出を決めた。

 甲子園春、夏計5度出場で昨年準優勝した旭川実にサヨナラ勝ちした。2点リードの9回に2ランを浴びて同点とされたが、その裏の攻撃、2死三塁、2番福田健悟二塁手(3年)が2球目のスライダーを中前へ運び、試合を決めた。福田は「すごい緊張した。打球が抜けて良かった。ほっとした」と喜んだ。

 初陣チームが決勝まで駒を進めたのは91年に準優勝した旭川東栄以来で、優勝に輝いたのは71年留萌以来遠ざかる。14年3月で閉校した駒大岩見沢で春、夏計12度甲子園に導いた佐々木啓監督(60)の指揮のもと、45年ぶりの快挙を目指す。