中越が記録的な延長のビッグイニングで、3年連続の甲子園にマジック「2」とした。

 五泉戦は2度のリードを守れず追い付かれ、3-3の9回は2死満塁のサヨナラ危機をしのいで延長戦へ。そして延長11回表に1死一、三塁からスクイズで勝ち越すと、そこから1四球を挟んで8連打。この回だけで大量10点を奪い、春の準々決勝に続く再戦となった難敵を突き放した。

 本田仁哉監督(40)も「特に9回は半分くらい、負けを覚悟した」という、薄氷を踏む勝利。11回の攻撃について「それまでの打席の失敗を頭で整理して、みんなで共有し、次はやらないように徹底させました。3年生が厳しい中で力を出してくれました」と、3年連続の4強進出にホッとしていた。