高校日本代表がスーパーラウンド初戦を落とし、決勝進出に崖っぷちに立たされた。宿敵韓国に初回2点を先制したが、2回以降は無得点に抑え込まれ2-3と逆転負け。5回からマウンドに上がった「釜山の大谷」ことハ・ヒョンスン投手(18)に3イニングをパーフェクトに抑え込まれた。12日に行われる台湾戦に勝つことが決勝進出の絶対条件で、最速157キロを誇る織田翔希投手(3年=横浜)が今大会初登板を飾ることになった。

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ライバル韓国に痛恨の逆転負けを喫した。岡田龍生監督(65)は2回の満塁機の場面を悔いた。初回に足を絡めて舜友内野手(3年=横浜)と萬谷堅心外野手(3年=花巻東)の適時打で2点を先制するも、2回1死満塁から2者連続空振り三振。勝負の分かれ目だった。「最初も点の取り方も良かったし、いい出だしだったんですけどね。満塁でもう1点というところだった」。

195センチ、94キロの怪物左腕に、試合の流れを変えられた。背番号1を付ける韓国エースのハが1点ビハインドの5回から登板し、3イニングを無安打無失点に抑え、逆転勝利を呼び込んだ。最速153キロを誇る自慢の直球に日本の打者たちは差し込まれ、打球がなかなか前に飛ばない。要所でスライダーやカットボールを投げ分けられ対応が後手になり、バットが次々と空を切った。バックネット裏で視察したNPBスカウトも「球速以上にベース板に球がきている。ボールがいい具合に荒れているから対応しづらかっただろうし、そもそもあのレベルは初見ではかなり難しい。NPBドラフトでも上位候補のレベルですよ」と舌を巻いた。

釜山高3年のハは今春7試合23イニングを投げ2勝0敗、防御率0・00、38奪三振をマーク。打者としても期待され、13試合で打率4割8分8厘、3本塁打、15打点ととどまることを知らない。米大リーグのヤンキースから正式オファーが届いたほどの逸材だったが、今月21日に行われる韓国プロ野球(KBO)ドラフトを選択した。

アジアは広い。高校日本代表は、現在地を突きつけられる完敗だった。【平山連】

▽韓国・チョン・ユジン監督(逆転勝利に)「日本の投手陣対策にしっかりと準備してきたことができましたし、何より私たちの投手交代のタイミングがうまくはまりました。3番手のキム・ミンフンがピンチをよく抑えてくれたし、最後はハ・ヒョンスンがきれいに締めた」

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