9回2死。試合終了まで「あと1人」となって、大逆転劇は始まった。東東京大会の準々決勝が行われた24日、神宮を舞台に、東亜学園が修徳相手にやってのけた。1-7で迎えた9回2死二塁からだ。この回、打者13人を送り、2四球、8安打で9点を奪って逆転した。

 ◆夏の地方大会・主な大逆転 94年熊本大会2回戦で、熊本市商が3-9の9回表に7得点で熊本工に逆転勝ち。98年秋田大会では金足農が秋田商との決勝で6-16から10点差を追い上げ、9回表の5点で17-16の逆転勝ち。02年大分大会2回戦では中津北が5-14の9回裏、一挙10点で緒方工に逆転サヨナラ。09年千葉大会5回戦では千葉黎明が7-13の9回表、打者11人で7点を奪い成田に14-13で勝利。14年石川大会決勝では星稜が0-8から9回裏9点を挙げ、小松大谷に逆転サヨナラ。