京都成章が、準優勝した第80回大会以来となる19年ぶり3度目の夏の甲子園を決めた。龍谷大平安から12得点を挙げる猛攻での勝利。1点ビハインドの2回に打者15人を送り込み、11安打を集中。無死満塁で逆転中前2点打を放ち、9得点した攻撃の口火を切った8番江藤琉輝(りゅうき)内野手(3年)は「いい流れで自分に回ってきて、自分で決めようと思った」と笑顔。松井常夫監督(53)は「(甲子園では)京都代表として恥ずかしくない試合をしたい」と語った。98年の夏は、決勝で松坂(現ソフトバンク)擁する横浜にノーヒットノーランを食らった。悲願Vへ、聖地に乗り込む。

 ◆京都成章 1986年(昭61)創立の私立校。生徒数1144人(女子439人)。野球部創部は86年で部員数85人。甲子園は春2度、夏は3度目。98年夏準優勝。主なOBはレッドソックスなどで活躍した大家友和。所在地は京都市西京区大枝沓掛町26。吉竹浩克校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦10-2城陽

3回戦5-4京都外大西

4回戦4-3同志社国際

準々決勝7-0花園

準決勝5-1綾部

決勝12-6龍谷大平安