センバツ出場中の静岡の3回戦(29日、午後2時開始予定)の相手が、東海大相模(神奈川)に決まった。静高ナインは27日午前、聖光学院(福島)-東海大相模戦を甲子園球場で観戦した。1番の村松開人内野手(3年)は、最速142キロの相手エース斎藤礼二投手や俊足巧打の小松勇輝内野手(ともに3年)を警戒。15年以来、3年ぶりの8強へ向け「東の横綱」へ挑む。
静高ナインが、標的としてきた「Aクラス校」の戦いを頭に焼き付けた。1回表に1点を先制された東海大相模はその裏、1番小松が左前打で出塁すると、3つの四死球を絡めてあっさり逆転。エース斎藤の3点本塁打まで飛び出し、6-1と大量リードを奪った。その後は斎藤がリズムを取り戻し、危なげない試合運びで12-3と圧勝。三塁側内野席で観戦した村松が、素直にその強さを認めた。
「走塁も積極的でいいチーム。こういうところに勝つためにやってきました。(斎藤は)直球に変化球を織り交ぜ、低めに集めていた。積極的に打ちにいくのが一番だと思います」
村松と同じ1番遊撃手で、この日2安打2得点をマークした東海大相模・小松主将のプレーも目を引いた。「足も速くて積極的。どのチームも先頭打者が出ると点が入りますね」と村松。主将の黒岩陽介捕手(3年)も、警戒する選手を問われると「1番の小松ですかね」と即答した。
対戦相手が決まった午後からは大阪・伊丹スポーツセンターで2時間の練習。東海大相模の斎藤は速球に加え、スライダーとフォークを武器にするため、この日は打撃マシンをフォークや速めのスライダーに設定してフリー打撃に臨んだ。黒岩は「全部を打つのは無理なので、ちゃんと球種を絞っていきたいです」と引き締まった表情。目標とする4強以上進出のため、まずは「東の横綱」を倒し、ベスト8へと駒を進める決意だ。【鈴木正章】

