前橋育英(群馬)のエース右腕、恩田慧吾投手(3年)が完封一番乗りで初戦を突破した。

 危なげない投球だった。「直球があまりいかなかったが、コースへ投げられた」と丁寧な投球で打たせて取った。2回に四死球で得点圏に走者を進めたが、以降はピンチらしいピンチはなかった。味方の守備にも助けられ、9回6安打4三振で勝利。お立ち台に上がり「甲子園で1勝できて本当にうれしかった。甲子園で投げるのが自分の夢だったので。(13年に同校は日本一になったが)もう1度日本一を取って群馬に帰りたい」と力強く言い切った。